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【ちびネルが読む】『最後の晩ごはん 聖なる夜のロールキャベツ/椹野道流/角川文庫』感想

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ネルネル~、ちびネルですネル。今日ご紹介する本は

『最後の晩ごはん 聖なる夜のロールキャベツ/椹野道流/角川文庫』の紹介ですネル~

 

 
【あらすじ】
ばんめし屋を訪れた中学生の少女。その目的は「幽霊に会うこと」。店員の海里たちは困惑し、幽霊など出ないと嘘をつく。一方作家の淡海が海里をモデルにした小説が完成。しかし彼は驚きの行動に出て……。
KADOKAWAサイトより

【おすすめしたい人】
・じわっと心を動かしたい方
・おいしいご飯が好きな方
・頑張る主人公が好きな方
・巻末の料理をつくってみたい方

【感想】
椹野道流先生の『最後の晩ごはん』シリーズ第11弾。

ねつ造スキャンダルで活動休止に追い込まれた、若手俳優の五十嵐カイリが郷里の芦屋に戻ってたどり着いた先が、夏神留二が営む定食屋「ばんめし屋」。

この定食屋には不思議なことがあって、この世に未練を残した幽霊が訪れ、ばんごはんを食べに来ること。
海里達が、幽霊の過去を調べ、最後に食べたかったものを探して、ふるまい、幽霊を成仏させてあげる物語ネル。

ここまでくると、誰にとっての「最後の晩ごはん」かお気づきの方もいらっしゃいますネル?

物語が進むにつれ、海里が仲たがいしていた兄と仲直りしたり、売れっ子小説家の兄妹の絆を深めるお手伝いをしたり、店主・夏神のつらい過去が昇華されたりなど、しますネル。

相手を思ってつくられる料理と海里達の行動が、問題を抱えた人たちの、のこじれた関係性を丹念に修正していくさまは、読んでいて心がじわっと来る小説ですネル。

今作は、
(1)海里を芸能界に復帰させようとする小説家のもくろみと、海里の選択
(2)「幽霊に会うこと」を目的にばんめし屋を訪れた中学生の少女が本当に知りたかったこと、それを知っての行動に、海里達が振り回される

のふたつのの話が同時進行ですすめられますネル。
果たして、海里の選択は!? 中学生の少女は無事望んだ人の幽霊に会えるのか!?
最後の一ページまで料理を味わい尽くすように読んでほしい一冊ですネル。

ちなみに作中に登場した料理は巻末にレシピが載っていて、いくつか作ったのですネルが、どれもおいしいし作り方はやや簡単なので、作品に思いをはせつつ、晩御飯のメニューに加えることをおすすめいたしますネル~

ドラマ化もされましたので、まずは映像から! というのもありかと思いますネル。 

最後の晩ごはん DVD-BOX

最後の晩ごはん DVD-BOX

 

 

ちなみに夏神と海里が出会う、1巻はこちら↓ですネル。