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【ちびネルが読む】『黄昏の岸 暁の天 十二国記/小野不由美/新潮文庫』の感想

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ネルネル~、ちびネルですネル。今回ご紹介するのは、『黄昏の岸 暁の天 十二国記/小野不由美/新潮文庫』ですネル。

 

黄昏の岸 暁の天 十二国記 8 (新潮文庫)

黄昏の岸 暁の天 十二国記 8 (新潮文庫)

 

 
【あらすじ】
王と麒麟が還らぬ国。その命運は!? 驍宗(ぎょうそう)が玉座に就いて半年、戴国(たいこく)は疾風(はやて)の勢いで再興に向かう。しかし反乱鎮圧に赴(おもむ)いた王は戻らず、届いた凶報に衝撃を受けた泰麒(たいき)も忽然(こつぜん)と姿を消した。王と麒麟を失い、荒廃へと向かう国を案じる将軍は、命を賭(と)して慶国(けいこく)を訪れ、援助を求める。戴国を救いたい──景王陽子の願いに諸国の麒麟たちが集う。はたして泰麒の行方は。
新潮社サイトより

【おすすめしたい人】
・壮大な中華風ファンタジー好きな人
・頑張る主人公が好きな人
・仲間の絆が好きな人

【感想】
思春期時代におおはまりした「十二国記」シリーズの、最新刊が2019年に発行されると出版社より告知があったので、新刊の話の前の話(だと思われる)を読もうと手にしたのが『黄昏の岸 暁の天 十二国記』ですネル。

十二国記シリーズとは、小野不由美先生の、王と麒麟が各国(計12国)を統治する異世界中華風ファンタジーシリーズ。麒麟という霊獣が天命によって選んだ人間が王となり、不死を得、国を統治しますネル。
しかし、「道」を誤れば、麒麟が病み、王は玉座を追われるか、死んでしまいますネル。王に選ばれたものたちが、どう国を治めていくのか。民や官吏の思いは。そういったものが丹念に描かれていますネル。

シリーズ8作目『黄昏の岸 暁の天』では、反乱を鎮めに行った、戴国の王が行方不明となり、また、王を補佐する麒麟「泰麒」も行方不明になってしまう(しかもどうやら十二国の世界ではなく日本に行ってしまった)。
戴国将軍、李斎は、泰麒と同じ日本からやってきた景王「陽子」に助けをこい、陽子は延王や他国の麒麟の助けを借りながら、泰麒の連れ戻し作戦を決行。見事、成就する。(この話の日本側の動きは『魔性の子』参照)。しかし、それらのことを快く思わない慶国の官吏の動きを見て、泰麒と李斎は慶国を出て、戴国に向かう。
というストーリーですネル(長くなりましたネル)。

十二国記シリーズのメイン主人公たる、陽子が出てくる話としては、3作目(1作目『月の影 影の海』2作目『風の万里 黎明の空』も面白いのでぜひ)であり、また、不可思議な十二国のシステムがいろいろ明かされた巻でもありましたネル(王は、どんな理由があろうともほかの国に軍隊を派遣してはいけないなど)。
また、陽子の王としての成長などを見守れて、わくわくする巻ですネル。
他国の個性豊かな麒麟たちも登場し、協力して一つの物事をなすための各自の心の動きや行動の描写が秀逸ですネル。さすが小野先生ですネル。

2019年に出る新刊が、戴国の話という告知が出ておりますので、行方不明になった王様の話か、それとも泰麒と李斎が国に戻った話になるのか、今からドキドキわくわくですネル。

もう新刊が出ないかもしれない、物語の続きが読めないかもしれないというあきらめにも似た境地があったので、こうして新刊の案内が出て、既刊を読み、新しい話に思いをはせられる幸せが、本好きとしてはうれしい限りですネル。
とりあえず、既刊1巻からぽつぽつ読み直しておりますネルが、青春時代の書物とあって、読んでいて感慨深いですネル。

 

以上、今回は『黄昏の岸 暁の天 十二国記/小野不由美/新潮文庫』のご紹介でしたネル。
このコーナーでは、ちびネルの独断と偏見に満ちた本を紹介していく予定ですので、読んでいただければ幸いですネル☆彡
また、「この本面白いよ」というおすすめがありましたら、ぜひ、ちびネルのツイッターにお寄せくださいネル! 

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