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【ちびネルが読む】『焼きたてパン工房プティラパン 僕とウサギのアップルデニッシュ/植原 翠/マイナビ出版ファン文庫』感想

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ちびネルが読む、今回紹介する本は『焼きたてパン工房プティラパン 僕とウサギのアップルデニッシュ/植原 翠/マイナビ出版ファン文庫』ですネル。

 

 

【あらすじ】
獣民の町・花芽町のパン工房「プティラパン」でお手伝いをすることになった想良。獣民は、種族によって食べられるものや毒になるものが違うので、お客さんがおいしく安全に食べられるものを、店主のココとともに考えることに――。
小さなウサギのパン屋さんを舞台に繰り広げられるほのぼのオムニバスストーリー!
マイナビBOOKSサイトより

【感想】
こぐまのケーキ屋さんがあるなら、ウサギのパン屋さんがあってもいいネル~と軽い気持ちで購入したら結構深いお話の連作短編集でしたネル。


姿が動物の獣民という種族がいる世界で、獣民保護区に引っ越してきた人間・想良は、パン屋を営むウサギの獣民・ココと出会いますネル。


ウサギが好きな、想良はひとめでココに一目ぼれし、アタックしますネルが、ウサギの姿が好きなのだろうと、本気にされませんネル。
獣民と人の間にある溝、同じ獣民同士でも、捕食・被食の関係の獣民同士の問題、差別で家族を傷つけたくなくて、獣民の弟の存在をひた隠す人間の姉、外見からくる偏見で獣民も近づいてこない獣民など、短編短編に課題があり、それを想良がどう乗り越えていくか(どう考え行動していくか)が丹念に描かれますネル。
想良はちょっと、天然で、それゆえ心の問題に踏み込んでしまい、相手を傷つけることもあるけれど、持ち前の明るさですくっていくのもまた彼なのですネル。

想良とココの関係はいったいどうなっていくのか? ぜひ読んで確認してくださいネル~☆彡

ウサギがパン屋さん~と軽い気持ちで読んでいましたネルが、読後はいろいろ考えさせられた作品でしたネル。